今回は、持ち味カードの「ジョブ・アドバンス」の中の「分析力」について、考えてみたいと思います。
あなたは物事を分析するのは得意な方ですか?
ビジネスにおいては結果は数字で出てきますので、その数字を読み解く力が何よりも不可欠です。
また、数字に限らず、組織に問題が発生した場合、その原因を突き止めるために、複雑な事象を分解したり、並べ替えたりする力が必要になってきます。
「分析力」とは何か?
持ち味カードの「分析力」のカードに書かれている内容を見ると、
「ひとつの事柄を複数の要素に分類し、その構成や特徴を明らかにする」
と書かれています。
そして、その行動例として、
- まずは重要なものとそうでないものに分類している。
- 現場に出向き、複数の視点から問題や課題、共通点について聞き出している。
- 自分の思い込みを入れず、事実をありのままに捉えている。
- 成功や失敗について人、物、金、情報に分解し、要因や原因を整理している。
と書かれています。
分析力とは、正しく物事を捉えるためのもの
分析力は、正しく物事を捉え、考えるために使うものです。
なぜなら、私たち人間はどうしても誰しもエゴ(自我)を持っているため、自分の主観や感情を事実だと捉えて、物事を判断してしまいがちだからです。
当然、自我や感情だけで物事を捉えていては、重要な事実やその背後に潜む因果関係を見落としてしまう確率が高くなってしまうでしょう。
まとめ
分析力を高めるためには、考えるだけでなく、書く習慣を身につけることが役立ちます。
例えば、朝起きて、いきなり仕事を始めるのではなく、1日のやるべき仕事を紙やパソコンのソフトで書き出すことで、何の仕事から取り掛かるかという優先順位を決めることも分析することの1つです。
こうしたことを繰り返すことで、分析力は高まっていきますので是非、あなたも実践してみてください。