今回は、持ち味カードの「キャリア・マインド」の中の「目標達成へのこだわり」について、考えてみたいと思います。
あなたは自分の人生や仕事において、明確な目標を持っていますか?
多くの人は、自分や自組織の目標を決めていません。
だから毎日、残業をして一生懸命に仕事をしていたとしても、なかなか大きな成果を残すことができません。
これは、オリンピック競技で考えればわかりやすいのですが、メダル獲得を目指して毎日頑張るのと、漠然と頑張るのとでは、大きな結果の違いが出ることは明らかですよね?
「目標達成へのこだわり」とは?
持ち味カードの「目標達成へのこだわり」のカードに書かれている内容を見ると、
「困難な状況でも諦めずに、目標達成に向けて最後まで取り組む」
と書かれています。
そして、その行動例として、
- 壁や机など目に付く場所に自分の目標を貼っている。
- 1日、1週間、1ヶ月という単位で、目標に対する進捗管理を行っている。
- 一番効果的な方法や手段に絞り込んで行動をしている。
- 期限ギリギリまで高い精度を求め、推敲を重ねている。
と書かれています。
目標は必ず、周囲に宣言しよう
目標を達成する秘訣は自ら、周囲に宣言してしまうことです。
当然ですが、行動しなければ結果は出ません。
そして、目標を周囲に宣言しなければ、自分自身をいつまでも甘やかしてしまい、いつまで経っても行動しなくなってしまいます。
人間は基本的に自分に甘く、他人に厳しい生き物です。
夏休みの宿題も早くやればいいのに8月30日、31日になって焦ってやった経験は誰にもあるのではないでしょうか?
ですので、自分自身を追い込む意味でも、本当に目標を達成したいのなら、周囲に高らかに宣言して、それをもし、さぼったりしたのなら恥ずかしい状況を作り出しましょう。
まとめ
人間の意志の力は強くもあり、弱くもあります。
よく、会社では社員の意識の低さが問題になることがありますが、自分自身も含めて、人の意識を変えることは最も大変な作業です。
それに比べて、環境を変えることは比較的簡単です。
だから、もし、自分や組織の目標を達成したいのなら、目標を周囲に宣言して、それを達成しなければ恥ずかしいぐらいの環境を自ら、創り出していきましょう。