あなたが会社の役員、もしくは人材採用担当者なら、頭の痛い問題の一つに、
「せっかく高い人材採用費をかけて人材を採用しても、職場に馴染めずに3ヶ月〜半年以内に辞めてしまう」
というものがあると思います。
この問題が発生してしまった場合、大抵は採用された本人のせいにされることが多いのですが実は、それ以上に根深い「真の原因」があることをあなたは知っていますか?
せっかく採用した人材が、すぐに辞めてしまう真の原因とは?
あなたも時間がないと思いますので、単刀直入にお伝えすると、せっかく採用した人材が、すぐに辞めてしまう真の原因には「社員同士の仲が悪い」ということがあります。
新卒や転職入社した本人の立場からあなたの職場をみると、このことがよくわかります。
例えば、こんなふうに、、、
希望を抱いて、やる気満々で職場に配属。
「さあ、やるぞ!」と最初は意気込んで仕事を必死で覚えていたが、次第に職場が抱える課題に気づくようになる。
その課題は、社員同士の仲が悪いということ。
もちろん、職場は仲良しクラブではない。職場は協力して仕事をして、成果を出す場所なので、仲の良さはそんなに求めていない。でも、部署間、上司や部下同士、お互いを信頼していないように思える。正直、やりづらい・・・。
上司や同僚、他部署の人と話をするたびに、他の悪口を聞かされてうんざりしてしまうんだよな・・・。
最初のうちは「転職したばかりだからしょうがない」と思っていたが、3ヶ月、半年が過ぎても状況は変わらないどころか、ひどくなるばかり・・・。
こんな職場でいつまでも働いていたら腐ってしまう・・・。もう、辞めたい・・・。
あなたは気づかないかもしれませんが、社員同士が仲がよくない職場、社員同士がお互いを信頼していない職場では、このようなカタチで、知らず知らずのうちに、新卒者や転職者のやる気を削いでしまっています。
でも、彼ら彼女らがいざ、自分が辞める時、職場で起こっていることを上司や人事担当者に言うかというと、彼ら彼女らにはそれをする義務も義理もないので、この問題は改善されることなく、放置され続けることになります。
職場の人間関係が悪い時、いい人材を採用してはならない
もし、あなたの職場の人間関係が悪いことをあなたが認識している時、貴重な経営資源である時間、労力、お金を使ってまでして、新たな人材を採用することはやってはいけません。
なぜなら、先ほどの例のように、せっかくいい人材を採用しても悪い職場環境が、その人材のやる気を蝕み、足を引っ張ってしまうからです。
どんなに劣悪な職場環境でも素晴らしいパフォーマンスが出せる人材というのは、100人中1人か2人です。
新卒者や転職者にそんなスーパーマンを期待してはダメです。仮に、そんな人材がいても、年収は相当高くつくと覚悟してください。
それよりもまずは、そこそこ優秀な人材が力を発揮できる職場環境を整えることが、人材採用を成功させる一番の秘訣です。
痩せた大地に種を植えても、花を咲かせることは難しいのです。それよりはまずは、肥よくな大地にすることを常に怠らなければ、そこそこいい種であれば、立派な花を咲かせる確率がずっと高くなります。
まとめ
もし、あなたの会社で、
「せっかく高い人材採用費をかけて人材を採用しても、職場に馴染めずに3ヶ月〜半年以内に辞めてしまう」
という現象が起こっているのなら、まずは職場の人間関係を改善することに注力してみてください。
新たなに採用した人材が定着するだけでなく、現在のチームのパフォーマンスも大きく改善させることができるでしょう。
まずは、職場環境を改善して、貴重な経営資源である人材採用コストをドブに捨てるようなことは、すぐにストップしましょう。
具体的な職場環境の改善、チームワークの改善方法については、こちらを参考にしてください。
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