もし、あなたがいい人材を本気で雇いたいのなら、まずは何よりも、その仕事に求められるミッションを明確にしましょう。
ミッションとは、「その仕事が何のために存在するのか」ということを要約したものです。
つまり、ミッションとは、その職務のエッセンスであるため、それを読めばなぜ、あなたがそのポジションに人を雇わなければいけないのかを誰もが理解できるようなものである必要があります。
ミッションは簡単な言葉で表現しよう
まず、以下の文章を読んでみてください。
このポジションのミッションとは、コミュニケーション不足と不明瞭さを極小化しつつ、営業部門のコア資産を活用することで株主価値を高めることである
意味不明ですよね?
もし、この文章を書いた人物がいるのなら、その人物自身もそのポジションが本当はどういうものか、また、どうあるべきかを理解していないでしょう。
それでは次に、この文章を読んでみてください。
このポジションのミッションとは、顧客と有益な大口契約を締結することで3年以内に収益を2倍にすることである。また、新規顧客を開拓するためのチームを立ち上げること。それと同時に、既存の顧客を拡大させるためのチームも作ることである。
先ほどの文章よりも具体的にイメージできる内容ですよね?
つまり、ミッションは誰にでもわかるように、簡単な言葉で、具体的に表現する必要があります。
難しい言葉を目にして、怒り出す人はいるかもしれませんが、簡単な言葉を目にして、怒り出す人は滅多にいません。
あなたが普段、使っているような簡単な話し言葉で、ミッションを表現していきましょう。
まとめ
あなたが掲げるミッションが良いものであるかどうかは、候補者だけでなく、他のチームメンバーの反応で分かります。
ミッションが誰にでも理解できるような簡単な言葉で書かれていたのなら、彼らはそれ以上、あなたに質問することなく、あなたが欲しているものを理解することができるでしょう。
どんな小さな仕事にも、その仕事特有のミッションがあります。
いい人材が欲しいと必死になる前に、あなたが本当に、その仕事に求めているもの=ミッションを明確にしていきましょう。
そのミッションを明確にすることができれば、おのずとその仕事にふさわしい人物は見つかるようになるでしょう。
人材採用活動における最初の過ちは、これからあなたが雇おうとしている人物に何を成し遂げてほしいのか、雇う側がはっきりと理解できていないことにあるのです。
もちろん、曖昧な期待値ならあるかもしれませんし、あなたのチームメンバーもあなたが必要としていることをなんとなく分かっているかもしれません。
でも、おそらく、あなたが考えていることと、彼らが考えていることは違ったものである確率が高いでしょう。
明確さは力であり、あなたの組織から混乱を取り除きます。
まずは、仕事に求められるミッションを明確にしていきましょう。
追伸
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