今回は、持ち味カードの「キャリア・マインド」の中の「大局観」について、考えてみたいと思います。
「大局観」とは?
持ち味カードの「大局観」のカードに書かれている内容を見ると、
「物事の全体を見ながら今、何をすべきかを考える」
と書かれています。
そして、その行動例として、
- いつも組織における自分のポジションや役割を確認している。
- まず枠組みを決めてから、どのような要素が必要なのかを考えている。
- 身近に起こる現象も、世界的な観点や潮流から考えている。
- 目指すゴール地点や頂上から、たどるルートを描いている。
と書かれています。
「大局観」を持つ方法
もし、あなたがビジネスパーソンなら常に、会社の情報をたくさん入ってくると思います。
でも、その逆の社会の情報はどうでしょうか?
多くの人はテレビやスマホ、新聞などのニュースから情報を得ているのではないでしょうか?
大局観を持つためには、ただ単に、そのようなニュースを消費しているだけではダメです。
そのニュースひとつひとつの意味を読み取り、
- これから、何が起こるのか?
- これから、何を目指すのか?
- 今、何をやるべきなのか?
をひとつの物語として掴み、組織の力にする必要があります。
例えば、このように考えることで、大局観が磨かれていきます。
- これから、何が起こるのか?=スマホの普及
- これから、何を目指すのか?=学習塾の教室風景を動画で配信する
- 今、何をやるべきなのか?=動画コンテンツの作成
今の時代だとちょっと古いかもしれませんが大局観の本当の価値は、社会の動きを感じ取り、それをもとに今、自分たちの組織、チーム、個人が何を為すべきかを考え、実践していくことにあるのです。
まとめ
大局観と聞くと自分には関係ないことと思うかもしれませんが、そんなことはありません。
私たちは環境変化の中で生きていて、常にその環境変化から影響を受けています。
そうであれば、その環境変化を常に予想して先を見て動くことで、ビジネスチャンスを掴むことができるようになるのです。