今回は、持ち味カードの「ジョブ・アドバンス」の中の「マーケティング力」について、考えてみたいと思います。
「マーケティング力」とは何か?
持ち味カードの「マーケティング力」のカードに書かれている内容を見ると、
「商品やサービスについて、どのようにすれば顧客に受け入れられるか調査、検証をする」
と書かれています。
そして、その行動例として、
- 環境の変化に応じて、顧客ニーズをヒアリングし、開発に活かしている。
- 商品やサービスの「強み、弱み、機会、脅威」を見極め、マーケットや商品、サービスの絞込みを行っている。
- まず仮説を立てた上で限定市場のテスト販売でモニタリングし、これを検証している。
- 商品やサービスの市場ポジショニングを明確にし、他社との差別化を図っている。
と書かれています。
マーケティングは、セールス(営業)の前に行うもの
世の中の多くの人は、マーケティングとセールス(営業)を混同しています。
例えば、マネジメントの父と呼ばれていて日本でも有名なP.Fドラッカーは、マーケティングとセールス(営業)について、こんなことを言っています。
「マーケティングの理想は、販売を不要にすることである」
つまり、何のためにマーケティングを行うのかといえば、無理に売り込みをしなくてもお客さんの方から買いたいと言ってもらうためなのです。
例えば、iPhoneなどのアップル社の商品が売っているアップル・ストア、または、ディズニー関係のグッズが売っているディスニー・ストアにお客さんが来るのも、セールス(営業)の前に行うマーケティング活動があってこそなのです。
まとめ
マーケティングはビジネスの生命線です。
あなたは毎日、一生懸命になって様々な仕事をしているかもしれませんが、「マーケティングの仕事」を後回しにしていないでしょうか?
あなたがどんなに忙しくても、あなたが優先順位高く、最もやらなければならない仕事はマーケティングです。
なぜなら、マーケティングを行わなければ、あなたの目の前に見込み客が現れる確率がどんどん減っていくからです。
だから、どんなに忙しくても1日の中で、マーケティングに使う時間は強制的にでも確保するようにしましょう。
それを着実に行うことにより、あなたが毎日、ビジネスのために馬車馬のようになって働く「ビジネスの奴隷」ではなく、ビジネスの方が、あなたのために働いてくれる「ビジネスの主人」になることができるようになるのです。