今回は、持ち味カードの「組織マネジメント」の中の「業績マネジメント」について、考えてみたいと思います。
「業績マネジメント」とは何か?
持ち味カードの「業績マネジメント」のカードに書かれている内容を見ると、
「売上や利益予算達成のために、逐次進捗やコストの状況をモニタリングし、必要な対策を打つ」
と書かれています。
そして、その行動例として、
- 定期的(日次、月次、四半期毎など)に財務指標(B/S,P/Lなど)と現場の動きをつき合わせて分析し、その結果をもとに次の手を打っている。
- 製品別、顧客別、担当別の売上、利益、コストを分析している。
- 財務指標、競争力指標、管理指標に基づく分析結果から必要に応じて予算の修正を行い、経営資源の投入や切り捨てをしている。
- 受注から製品納入またはサービスの提供に至るまでのプロセスについて、コスト、品質、時間などを測定している。
と書かれています。
「業績マネジメント力」を身につける方法とは?
業績マネジメントは、経営にとって非常に重要な要素です。
業績マネジメントをしっかりと行っていないということは、飛行機の操縦に例えれば、様々な情報を知らせてくれる計器を全然見ていないということになります。
これでは行き当たりバッタリの経営になってしまい、しっかりと目的地に到着することはできません。
「業績マネジメント」を身につける方法は何か経営のスクールに行くとか、通信教育を受けるとか、大それたことをする必要はありません。
今、目の前にある現場の数字に興味を持ち、自分なりの視点からその数字を分析してみましょう。
そして、その数字に関心を持って日次、週次、月次で定期的に追いかけていきましょう。
それを習慣にすることで、自然と「業績マネジメント」を適切に行うことができるようになってくるでしょう。
まとめ
「業績マネジメント」と聞くと、どうしても何か難しい話のように聞こえてしまいますが、身構える必要はありません。
「業績マネジメント」は常に、日々の活動の結果としての数字に強い「関心」と「責任」を持っていれば自然と身につけることができる能力です。
ぜひ、明日からでも、あなたにできるところから「業績マネジメント」を始めていきましょう。