よく、自分の雇った人物が自分の期待に沿った活躍を見せないと、
「期待外れだった」
ということを簡単にいう人がいますが、この発言、くれぐれも注意してください。
なぜなら、ビジネスの世界では、あなたが雇った人物は、あなた自身を物語る鏡のような存在だからです。
わざわざ、自分の恥を言葉に出して言うことは百害あって一利なしです。
目次
どんな人物を雇えるかで、あなたのビジネスの成果は大きく変わります
Cプレーヤーを雇えば、あなたは常に競争に負け続けるでしょう。
Bプレーヤーを雇えば、、そこそこの結果を出すかもしれないし、出さないかもしれません。
そして、Aプレーヤーを雇うことができればきっと、あなたのビジネス人生は非常に楽しいものなるでしょう。
では、あなたの会社にとってのAプレーヤーは、どのようにすれば雇うことができるのでしょうか?
Aプレーヤーを雇う方法
1.人材の採用基準を作ること
まず、何よりも重要なことは、自社が欲しい人材を明確な文章にすることです。
それも、営業・開発・人事・財務など、それぞれの職務に適した人材の要件を具体的な言葉として、明確に定義する必要があります。
つまり、あなたの会社のそれぞれの仕事において求められる「成果」や「能力」をはっきりと言葉で定義することができなければ、あなたが必要だと思っている人材は、非常に曖昧なものである確率が非常に高いでしょう。
そして、曖昧な仕事内容と人材要件は、失敗へと続くイバラ道です。
持ち味カードを使った採用基準作りについては、こちらを参考にしてください。
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「持ち味カード」の活用場面(採用基準づくり)
必ず、職務ごとに「成果」と、その成果を出すために必要な「能力」を定義していきましょう。
2.採用基準を軸に、求人募集のレターを書く
次に、明確化された採用基準を軸に、求人募集のレターを書いていきます。
このレターの内容は、よくある人材募集媒体に書いているものではなく「求める人材」、そして、逆に「求めない人材」を具体的に記述したものである必要があります。
この求人募集のレターは、たった1人の人物に宛てた手紙のように書くことが成功の秘訣です。
一般的なこと、どこかで見たようなメッセージでは、候補者の心を動かすことはできません。
3.候補者を選ぶ
続いて、求人募集のレターによって集まった候補者を採用基準に基づき、面接していきます。
この面接も採用基準があることにより、このような失敗を未然に防ぐことができます。
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こんな面接官は嫌だ!人材採用の面接官が陥りがちな「9つの間違い」とは?
4.自社を売り込む
最後に、自社にとってピッタリな魅力的な人材であると確信できた候補者に対して、自社に入社してくれるように説得する必要があります。
多くの会社は、面接をした後、もしくは面接中に自社を積極的に売り込むことはしません。
しかし、これをするかどうかが、せっかくのお金と労力、時間をかけて得た候補者を土壇場で他社に取られてしまうという悲劇から、あなたを守ってくれるのです。
事前に、候補者にとって、自社で働くことのメリットを文章にまとめて準備しておくことが重要です。
まとめ
あなたは結婚相手、もしくは、付き合う彼氏や彼女をどのように選ぶでしょうか?
まさか、相手が自分のことを好きだからという理由だけで、パートナーを選ぶことはしてないですよね?
多くの人は、自分が本当に付き合いたい相手を明確にして、自分の好みや価値観にピッタリの相手を見つけようとするのではないでしょうか?(あなたもきっと、そうですよね?)
これは人材採用でも同じです。
単に、候補者にあなたの会社が好かれているからという理由だけで、候補者を採用することだけは絶対にやめた方がいいでしょう。
なぜなら、結局、長続きせずに別れることになり、あなたも候補者も不幸になってしまうからです。
一度、あなたが理想のパートナーを明確にしたら簡単には妥協しないように一度、あなたの会社の理想の候補者を明確にしたら、簡単に妥協してはいけません。
探し続ければ、絶対にあなたの会社にピッタリの候補者に巡り会うことができます。
でも、どうしても見つからなければ、自分自身を見つめ直す必要があるのかもしれません。
何を見つめ直すのか?
あなた自身、あなたの会社自身が相手から見れば魅力がないということです。
この事実を直視することは非常に勇気のいることですが、ここから目を背けていては、前に進むことはできません。
なぜなら、あなたが雇った人物はあなたの鏡なのですから。
不完全さを許容しながらも日々、成長していく地道な努力こそが、魅力的な人材を惹きつける力を持つことにつながっていくことでしょう。